営農とは?
【営農 = 農を営む = 農業を経営すること】
農業者はお米や野菜、果実、酪農、養鶏等の農畜産物の栽培や育成を行い、消費者へ販売することで収入を得ます。「農業を営み」として従事しており「生産された農畜産物がいかに高く売れるか」が目的となっています。しかし、農業者は単に生産し販売するだけでなく、より良い農畜産物生産のため栽培・飼育管理知識、農薬等の知識、市場動向を読み取り次年度生産計画の作成等、様々な知識、技術が求められています。さらに近年は「農業を経営する」観点から簿記や税務、経営診断などによる経営状況の把握が必要となっています。
JAには「農業を経営する」こと「営農」について、農業者への支援・指導等を行う事業として「営農指導事業」があり、この事業に携わるのが「営農技術員」になります。
営農技術員の役割
営農指導事業は、農業者の営農を指導し、その改善と地域の総合的な農業生産力維持・向上を担う重要な事業です。加えて、生産から販売までの各段階において、マーケットイン(顧客のニーズに基づいて、ニーズを満たすような商品を開発、提供すること)の発想に立った生産販売提案や経営改善提案等により、農業所得増大、地域農業振興につなげる活動が営農指導事業です。
農業生産技術や経営、販売について農業者の相談相手になり、指導を行っているのがJAの営農技術員です。そのため、農業者のもとに出向くフィールドワークが中心になり、もっとも身近なアドバイザーとして営農を支えるたけでなく、JAと農業者を結ぶパイプ役として重要な役割を果たしています。また、地域農業振興ビジョンの策定、農地利用調整、生産部会活動の支援など農業振興にかかわる営農企画機能、さらに、担い手の育成、農産物の安心・安全な生産体制づくりなど幅広い役割を担っています。
職員一人ひとりが活き活きと仕事ができるように、研修制度を通じてキャリアアップをサポートします。